たまには趣向を変えて、ナンパを始める前の、初恋の話をしようか。会社入社した時だから、ちょうど10年前の話だ。

俺は中学高校と男子校で、大学も理系だったから、女と仲良くなったことが一度もなかった。会社に入ると、6ヶ月間の新人研修の期間があった。毎日、同期が集まって、学校みたいに授業を受けるのだ。そこで一人の女の子と仲良くなった。彼女はとても活発的な性格をした美人で、よく僕に話しかけに来てくれた。少し好意があるように感じた。何度か、グループでの食事会にも誘ってくれた。次第に俺は、彼女に惹かれるようになっていった。

だが、しかし。彼女の方は次第によそよそしくなっていった。勇気を振り絞って慣れないメールをするも、返信が返ってこなかった。俺は毎日毎日、彼女のことを考え、悶々とした。

俺は女の子に対して免疫がなく、 女の子の扱いがわからなかった。そして、職場の人間関係にもうんざりしていて、ネガティブなことばかり口にしていた。今普通に考えると、振られたのは当然であったろう。

そのまましばらく時間が経ち、研修の最終日。お世話になった同期何人かにメッセージを書こうという、イベントがあった。俺は彼女にもメッセージを書いて渡した。すると彼女は 受け取ったとき、急に涙を流した。
?????
俺は突然の出来事にびっくりした。
なぜ泣いたのか?当時は全くわからなかった。だが、今ではなんとなくわかる。彼女はその時すでに彼氏がいたのではないだろうか?俺の好意にはもちろん気づいていて、結果的に俺を傷つけることになったことに、優しい彼女は罪悪感を感じたのだろうか?
こうして俺の初恋は終わった。

後日談として、数年後彼女は、社内の先輩と結婚して退職した。旦那さんの写真を見たことがあった。雰囲気が俺にすごく似ていてびっくりした。最初俺にルックス食いつきがあったんだなと思った。そしてそれを俺は活かすことができず、永遠に彼女と結ばれることはなくなかったのだ。ちなみに旦那さんは、すごくいい人だと別の人から噂を聞いたことがある。今は人事部で勤務しており、まさしくエリートだ。良い人を選んだんだなと、悔しい反面、ほっとした。 Facebook を見ると、彼女はいま子供もいて、幸せに暮らしているようだ。
もう10年も前の話だが、今でもふとした時に時折彼女の事思い出す。彼女に負けないぐらい俺も幸せになってやる。そういう気持ちで、このナンパ活動を続けている気がする。


(考察)
しかし何故、ほんの一時的とはいえ、当時のオレなんか好きになったのだろう、とふと思う。
ひょっとすると、何でもズカズカと物申す姿を男らしい、と勘違いしたのではないか?
ただのKY発言だっただけだと思うのだが、よくオレのことを面白いと言ってた。
メッキが剥がれて、フラれたのは速攻だったけど笑
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